菌床ブロックの詰め替え
準備するもの
菌床ブロック、ビン、消毒用エタノール、マットプレス、園芸用シャベル、マスク、
フィルター(キッチンペーパー等でOK)、ゴム手袋、コンテナーBOX、丸い割り箸?など
この他に、必要に応じて添加剤などを用意して下さい。
なお、マットプレス、コンテナーBOXなどはエタノールで消毒してから使用して下さい。
菌床を扱う時はマスク、ゴム手袋を着用して下さい。
詰め替えの手順
1.菌床ブロックを箱から出す。
注文して届いた菌床は2,3日飼育部屋で保管しておきます。
こうすることにより、ビンに詰め替えてからの発熱等を防ぐことができます。
2,3日保管したら箱から出して詰め替えます。
2.菌床を入っていた袋から出す。
下に新聞紙を敷いたほうが後で楽です。↑ハサミで袋を切って中身を出します。
3.皮膜を取り除く。
雑菌の繁殖等を防ぐため、園芸用のシャベルなどを使って皮膜を取り除きます。
菌が接種してある穴についた皮膜も取り除きます。取り除いた皮膜はゴミ箱へ。
取り除いたブロックは消毒したコンテナーBOXへ。
4.ブロックを粉々に崩す。
マットプレス、手などを使って粉々に崩します。しっかりと崩して下さい。
少々面倒ですが、しっかり崩さないと、ビンに詰めた後、うまく菌が回らないことがあります。
なので、パラパラになるまで崩して下さい。
5.ビンに詰める。
園芸用のシャベルを使用すると便利です。
ビンの半分くらいまで菌床を入れたら、マットプレスで詰めていきます。
適度な強さで詰めていきます。
弱すぎは早く劣化し、強すぎは菌がうまく回りません。適度に適度に。
これを何回も繰り返し、ビンの肩の部分まで詰めます。肩の部分は親指等でしっかりと詰めます。
6.中心部に穴を開ける。
丸い割り箸等を使用して底まで穴を開けます。
900cc程度のビンで1つ、1500cc程度のビンは2つ穴を開けます。
こうすることにより、ビンの中心部まで菌が回りやすくなります。
フィルターを挟んでフタをする。
雑虫、雑菌侵入防止のため、キッチンペーパーや紙などをフタとビンとの間に挟みます。
そうしたら、菌が全体に回るまで保管しておきます。
夏場は25度程度の場所、冬場は15度程度の場所に保管します。
全体が真っ白になったら使用可能です。
参考。
↑の写真は夏場に詰めたものです。右は詰めて間もないビン、左は詰めた翌日です。
室温は25度程度です。
菌床ブロックは菌糸ビンよりも安上がりなのでお勧めです。
少々手間はかかりますが、やってみる価値は充分にあると思います。